2017年4月27日木曜日

どろんこ遊び


昨日一日中降っていた雨があがり、園庭では子どもたちがどろんこ遊びを始めます。


はだしになって遊ぶ子どもは、それが心地よいことを知っています。


じょうろに蛇口から水を入れて、これだけでも子どもにとっては楽しい遊びです。



 どろんこ遊びも感触を楽しむだけではなく、ここでは子ども同士の色々なやり取りがあるようです。


 じっくりと一人で感触を楽しむのは3歳児です。




 子どもの感覚には「ちらかしている、よごれている」という感覚はありません。



 どろ団子の製作キットも販売されています。そこには、作り方が写真つきで詳しく解説されていて、「砂Aに付属のカップ1杯の水を加えてーーー」等と、指示通りに作れば、綺麗などろ団子を作ることが出来るわけです。そのようなキットを買ってもらった子どもは、親に手伝ってもらって出来上がったどろ団子を他の子どもに自慢するかも知れません。そして、そのどろ団子を飾っておいて眺めるだけで、その後どろ団子作りをすることはないでしょう。キットで作ったどろ団子より綺麗なものは作れそうにない、いや作れないと思ってしまうのでしょう。
 しかし、幼稚園で年長児が作っているどろ団子を見て、「僕も作ってみたい」と思った子どもは、土に水を加えて何度もどろ団子を作ることでしょう。そして、周りを見回して上手に作っている方法を情報として仕入れ、さらに工夫してどろ団子作りを上達させていきます。キットで作ったような綺麗なものは出来ませんが、自分で作って上手に出来たと思うものを自慢して見せてくれます。これが大切なのです。与えられたものではなく、自らが見出し、自らがやり始めるものが本物の遊びであり、本当の成長がそこにあることを忘れてはいけないでしょう。

2017年4月13日木曜日

2017年度が始まりました



 新しく入園したお友だちを迎えて2017年度がスタートしました。
新入園児のなかには少し不安な気持ちで登園するお友だちもいますが、幼稚園バスからは年長のお兄さん、お姉さんに手をひかれて園長先生と挨拶をして登園していきます。




登園後の水やりは朝のお仕事です。きれいに咲いたチューリップは、子どもたちを優しい気持ちにしてくれます。


その花も咲ききった後は、花びらは子どもたちの色水あそびとなります。
⧬⧬⧬😏
小さなすり鉢とすりこぎを使って上手に色水を作っています。














 




砂遊びはみんなを夢中にさせます。

 


 
園庭にペタンと座り込んで「どろだんご」をつくります。
すべり台も上手にならんで遊びます。



 
年長クラスになって、三角ログハウスも「どうだ、えっへん」という気持ちです。

私はまだまだ登れません。でもきっと登れるようになりますよ。



水たまりを裸足で遊ぶ子どもが現れました。
後ろでは、「そんなことして良いの?」という表情の子どもがいます。

水たまりを行く象さんでしょうか?

僕も裸足になって行くのです。

「冷たくて気持ちいい!」

タイヤブランコを年長さんが優しく押してあげています。


みんなでブランコ楽しそう!
2階のホールでは色々なコーナー遊びがあります。これは粘土遊びです。
色々な積み木がありますよ。


レールを繋げて電車が走ります。



 ままごとコーナーではメニューを見て注文します。


 お絵かきコーナーでは、クレヨンや絵の具を使っています。




絵本を選んでいます。どんな絵本を選んだのでしょうか。


          年長ふじ組ではクーゲルバーン積み木で遊んでいます。













コーナー遊びのお片づけの時間となりました。
「このゲームはここに片付けて良いのかなあ?」
クレヨンもきちんと色を見て並べます。
イスもみんなで片付けます。

         朝の体操が始まりました。

               みんなで体操楽しいよ! 


         



          ひなげし組はお部屋で元気に動きます。



            さあ今から何が始まるのでしょうか。


            


          たんぽぽ組でもみんなが集まりました。
何が出てくるのでしょうか?



れんげ組も先生の前にみんなが集まります。


             絵本にみんな夢中です。


 家庭では親に頼って、親に甘えていたかも知れませんが、幼稚園では自分で考えて自分で動き出すことが求められます。
 そして「学ぶの語源は真似る」と言われるように、年長児や他の子どもの遊びを見て、「自分もしたい、やってみたい」という興味や関心が原動力となって子どもたちは遊び始めます。与えられる課題をこなし、指示に従うだけではなく、そんな「子どもの世界」も幼稚園では大切な場面です。
 この一年も、子どもたち一人ひとりに神様から与えれらた自らの力を生かして、大きく成長してくれることを祈っています。