この冬一番の寒波が到来している寒い朝、園庭のあちらこちらに水の入ったバケツが置かれていました。
一人の男の子が登園してきてすぐにバケツを見つけました。 「ほら見て、氷できてる」 |
バケツから取り出された氷、こんなに分厚い氷です。 |
先生がトレーの上にタオルを敷いて、その上に氷を乗せました。 |
子どもたちがすぐに触りにやってきます。 「冷たい!!」 |
こんな大きなボウルの様な氷も出来ていました。 |
中に植物が閉じ込められた小さな氷をもありました。 |
そんな氷のボウルに入れられた寒暖計は、0℃を示しています。 |
登園してきた子どもたちが園庭入り口に置かれた氷を触ります。 |
指をのばして氷のボウルをくるくる触ります。 |
園児の弟くんは、くまのぬいぐるみに氷を見せているのでしょうか。 |
園庭で出来た氷を見たお友だちは「僕も作りたい」と 水を入れた器を置きに行きました。 |
どこに置くのが良いかと子どもたちそれぞれが場所を考えて置いていたようです。 |
次の日もとても寒い朝でした。先生たちは掃除を始めました。 |
園庭にある蛇口からは水がポタポタと垂れていました。 |
なんとその蛇口の下には、こんな氷柱が出来ていました。 |
また、園庭のあちこちに置かれた器の水も凍っていました。 |
水に浮いていたすりこ木も一緒に凍り付いています。 |
ゼリーカップに入った水も凍っています。 子どもたちはこんな氷の作品を「ほら氷できたよ」と次々に見せに来てくれました。 |
こんな寒い日が続いていますが、 みんなが植えたチューリップの球根は芽を出し始めました。 |
寒い日の朝、園庭で出来た氷に興味に示し、自分も作りたいと色々な器に水を入れて園庭に置きにいく子どもたちがいます。興味や関心をもったことが原動力となって、自分で考えてやってみようとするのです。
興味や関心のないことをあれこれと大人が教えたり、指示してさせることからはあまり成果はあがりませんが、自ら学ぼうとする時には子どもたちはどんどんと吸収していきます。まさしく「学ぶの語源は真似るだ」と言われるように、やらされるのではなく、自分もしてみたいと思ったことには、自ら考えて判断して行動していくのです。
子どもたちには、まさしく球根と同じように自ら成長していく力が与えられているのです。その力を信じて子どもたちの成長を見守りたいと思います。