2020年7月28日火曜日

年長児デイキャンプ


新型コロナウイルスの影響で、大きな影響を受けている今年度ですが、特に幼稚園最後の一年を過ごす年長児にとっては、夏休みのキャンプやお泊り保育も中止となりました。そんな中、ひとつでも多くの季節の経験や思い出が年長組のみんなに提供できればと、夏の1日を六甲山で過ごす『六甲山デイキャンプ』が計画されました。

 夏休みの朝、年長児のみんなは登園し園庭に集合します。
 クラス毎にそれぞれバスに乗り込みます。
さあ、いよいよ出発です。

 裏六甲ドライブウェイから六甲山頂を目指します。
六甲山YMCAに到着して、クラス毎の写真を撮ってもらいました。
 山頂は霧がかかって、肌寒いほどでした。
 到着後みんなは早速散策に出かけました。雨はほとんど降っていませんでしたが、木々の枝から落ちてくる水滴よけに雨具をつけての出発です。
 山頂にはアジサイの花が満開です。
 緑とアジサイの小道を進んでいきます。



 霧の中、木々の緑の香りもいっぱいでした。


 ダイヤモンドポイントに到着です。記念写真を撮りました。

 六甲山の北側に向かって、大きな声で、「ヤッホー!!」
 帰り道の途中では、色々な自然物に出会います。
 ヘビイチゴに、子どもたち曰く「毒キノコ」。
山椒も自生していて良い香りをかぐことが出来ました。


六甲山YMCAで昼食です。

メニューはみんなの大好きなミンチカツとカレーにサラダにりんごゼリー。
みんな本当によく食べて、完食です。

僕のお腹は、こんなに大きくなりました。
食後はきちんと食器を下げます。

昼食後でも、気温は18.5度でした。とても涼しく別世界です。

                                      

午後はみんなで課題オリエンテーションです。10のポイントで課題をこなし、宝を探します。


六甲山YMCAの池にも課題ポイントがありました。
「この問題分かった人はいますか?」「はーい。僕分かったよ!」



グランドから森の中のキャンプ場へ向かいます。



自然に放たれた子どもたちという雰囲気でした。

課題を終えたグループがホールに戻ってきます。

課題の確認をみんなでしています。
課題は片足立ち10秒、出来たかな?
このデイキャンプの感想をのべて、みんなでお祈りをして幼稚園に帰ります。












 親にとっては仕事や人との付き合い方、家族との過ごし方等と色々と考えさせられ、また今までとは違った生き方を模索させられる一年となっています。今まで当たり前にしか思っていなかった事柄も、それで本当に良かったのか、またそれとは逆に当たり前だったことが本当はとても恵まれていたことなのだと思い知らされたりもしました。
 大人から見るといつもとは少し違う一年ですが、幼児期の子どもたちはそんなことは考えることもなく、二度とないその時を懸命に楽しもうとしているのではないでしょうか。子どもたちにとっては、遊ぶ意欲は生きる意欲を育て、遊ぶ力は生きる力につながっていくことを忘れずに、今の時を大切にして保育を進めていきたいと願っています。