2018年3月19日月曜日

卒園式


2017年度の卒園式が、3月16日(金)に行われました。今年度は103名の園児が卒園し、4月からは14の小学校に進学していきます。


園児がクラスごとに入場してきます。

しっかり前を見て、手をふって入場です。


原田司祭による「聖書朗読」「お話」「聖句暗誦」
詩篇121;8「あなたの出で立つのも帰るのも
主が見守ってくださるように」

「卒園証書授与」
みんなしっかりと受け取りました。
園長による「報告とあいさつ」

クラスごとの「卒園のことば」
みんなしっかりとした声で伝えてくれました。
 



子どもたちにとって、そして保護者の方々にとってこのYMCA幼稚園はどんな幼稚園だったのでしょうか。小学校に入学するまでに「~も出来るようにならなければ」「~もさせておかなければ」と考える保護者にとっては、「文字も教えてくれない」「ピアニカも練習させてくれない」と不満な気持ちを持ったかも知れません。しかし、子どもたちは幼稚園で、「自分でやってみたい」「出来るようになりたい」と様々なことに興味や関心を示し、自分で考えて判断して取り組んできました。そしてその多くは子どもの遊びとしての取り組みであり、その子どもたちの「遊ぶ意欲」こそが「生きる意欲」を育み、「遊ぶ楽しみ」を自ら広げていくことが、「生きる喜び」であり、「生きる力」を育んでいくことを忘れてはいけないでしょう。
子どもたちがこれから歩む道も、いつも神様が見守って下さることをお祈りします。










2018年3月13日火曜日

お別れ会


今日は、3月16日(金)に卒園していく年長児と年中児・年少児全員でのお別れ会が行われました。


全園児がホールに集まってお別れ会が始まりました。みんなで幼稚園で過ごすのはこの日を入れてあと3日間です。
年少組・年中組のみんなで「おもいでありがとう」の歌を贈ります。
年長組のみんなは席にすわって、真剣にその歌を聴いていました。
先生と年少組・年中組のみんなで作ったメダルを、先生がみんなの首にかけていきます。
年長組のみんなは、とても嬉しそうに見せ合っています。

一人ひとり飾りつけが違う自分だけのメダルです。
席に戻ってからも、じっと眺めている子どもたちです。
 もらったメダルを首にかけて年長組のみんなで歌います。
「さよなら僕たちの幼稚園」年長組のみんなが歌いました。年中児・年少児のみんながこうした年長組の姿を見ることができるのも今日が最後です。

先生たちのアーチをくぐって年長児が退場します。
まっすぐに前を見て歩いて行きます。
一人ひとりの表情にも嬉しさがあふれています。
お別れ会の後、この日は「お弁当交流」も行われました。自分で選んだクラスに年少児から年長児まで集まって、このクラスでは何をしているのでしょうか。
また別のクラスでは、集まったみんなは絵本を読んでもらっていました。学年・クラスを超えて集い、楽しめるのもこの幼稚園の子どもの姿です。
今日が今年度最後のお弁当、そして年長組のお兄さんお姉さんとの「お弁当交流」も最後になりました。
この一年間も何度かお弁当交流をしてきました。どこのお部屋で食べようか、誰と一緒に食べようか。そんな楽しみもいっぱい味わったこの一年間でした。


 幼稚園は子どもたちが家庭・家族を離れて過ごす最初の世界です。それまでは、親に頼って、親に守られ、親に従っていた子どもたちが、幼稚園では自分で考え、判断しそして自分の意思で行動することが求められます。しかし、それが自分で遊びを広げていき、そして本当の喜び・楽しみとなっていくのです。
 現代の若者が「生きる力が乏しい」とよく言われますが、それは与えられる課題をこなすことが多く、本当の「生きる喜び」を感じることが乏しい中で育ってきたからではないでしょうか。
 「生きる喜び」を自分自身で創っていくこと、そして充分にそれを味わうことが大切で、これがまさしく「子どもの仕事は遊び」と言える所以だと思います。
 幼稚園で過ごした時間は、これからの彼らの長い人生の中ではほんのひと時だったかも知れません。しかし幼稚園で過ごした時が、その時にしか経験できない、その時にこそ経験すべき大切な時間であったことを信じています。