2017年12月15日金曜日

クリスマス


“神は、独り子を世にお遣わしになりました。
その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。
ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。
わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、
わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。
ここに愛があります。
愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、
わたしたちも互いに愛し合うべきです。”


(ヨハネの手紙Ⅰ:4章911






今日、幼稚園では園児だけのクリスマス礼拝が守られました。
年長組がページェント(降誕劇)でクリスマスメッセージを伝えてくれました。

 今日のクリスマスまでのアドベント期間中、子どもたちはクリスマスを迎える様々な準備をしてきました。年長組は大切なメッセージをページェント(降誕劇)として各クラスごとで取り組んできました。そして祝会で披露する歌や合奏も全クラスが取り組んできました。そして、子どもたち一人ひとりが大切な人へのプレゼントを色々考えて制作しました。

今日はそのプレゼントを各家庭に持って帰る日です。




みんな自分で飾りつけた袋を意気揚々と持って帰ります。
















プレゼントのつまった袋は自分で持ちます。


プレゼントはクリスマスの日に渡すので、まだおあずけです。


神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
                (ヨハネによる福音書 3章16


すべての創造者である神は、争いや憎しみにあふれた世界を救うために、その独り子をこの世にお遣わしになりました。そしてこの救い主によって示された生き方とメッセージは、2000年もたった現代においてもなお、私たちに訴え続けています。憎しみや争いが繰り返されるのではなく、どうすれば愛と喜びを分かち合う世界にすることが出来るか、人々は理解し合うことが出来るか、そしてそのために一人ひとりは何が出来るのか、そのことを私たちは問い続け、求め続けなければなりません。
未来を担う子どもたちが、自分のことだけを考えるのではなく、世界中の仲間と共に歩んで行くことの出来る者として成長することを願い、素晴らしいクリスマスを迎えられますようにお祈りします。




2017年12月1日金曜日

アドベント


幼稚園では、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間であるアドベント(待降節)を迎えています。

幼稚園の玄関ホールにクリスマスツリーが飾られました。

今日はアドベント2回目の礼拝が行われ、
アドベント・クランツに2本目のろうそくが灯されました。

子どもたちのクラスにも、アドベント・カレンダーが飾られています。
「あと何日でクリスマスがやってくる」と楽しみに毎日を過ごします。

クラスごとに飾りつけは異なりますが、どのクラスも子どもたちが
クリスマスはどんな日なのかを知っていく工夫がなされています。



朝のコーナー遊びにもクリスマスにちなんだ塗り絵が登場しました。






クリスマス飾りを制作するコーナーも用意されました。



色々な材料を使って、子どもたちもクリスマスに向けた準備を進めます。


また子どもたちは大切な人へのプレゼントも制作しています。

毛糸でリリアン編みや織り機を使っての編み物もつくります。

誰のことを思い、何を思いながら作っているのでしょうか。
これもクリスマスに向けたアドベントの期間の大切な準備です。

制作途中のものが置かれています。
何日もかけて制作することも、初めての経験かも知れません。











 プレゼントは、もらうだけが嬉しいのではなく、贈ること・喜んでもらうことが嬉しく、素晴らしいことだと感じることが出来るのもクリスマスの大切な意味です。
 子どもたちが神様と多くの人に愛されて育ち、自分のことだけではなく、自分の周りにいる人々を愛することが出来る者として成長することを願っています。


<ヨハネの手紙1:4章10-11>
 わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して下さって、わたしたちの罪のためにあがないの供え物として、御子をおつかわしになった。ここに愛がある。 
  愛する者たちよ。神がこのようにわたしたちを愛して下さったのであるから、わたしたちも互いに愛し合うべきである。 





2017年11月29日水曜日

ドッチボール


どんよりと曇った朝でしたが、今日も子どもたちのドッチボールが始まりました。
ドッチボールが始まった頃は、先生に入ってもらって転がしドッチボールだったのに、今では子どもたちだけでゲームが毎日行われています。

園庭にいる先生に子どもたちは「ドッチボールの線引いて!」と頼みに来ます。
まず青のたすきとフラッグコーンを一人の男の子が用意しました。

そうすると赤のフラッグコーンを二人の男の子が先を争って持って来ました。

続いて職員室から赤のたすきを持ってきて配っている男の子がいます。
こんな風してに何人かの子どもたちが集まってドッチボールの準備が進みます。

赤と青のチーム分けにも色々な意見が飛び交います。

こうしてゲームが始まりました。
フープに入った年少児の男の子があわてて横切っていきました。

最初の頃と比べて子どもたちはどんどん上達しています。

飛んでくるボールから逃げるのも上手になりました。

投げるのもどんどん上達し、オーバースローでボールを投げる子どもがほとんどです。

ねらいを定めて真剣そのものです。




内野から外野の仲間へのパスもありますよ。


踏み込んで投げる姿はとても幼稚園児とは思えません。


時々ゲームが中断して、お互いに主張することもあります。




声もいっぱいかけ合って、ゲームはどんどん白熱していきます。


一人の年少児の男の子がゲームに興味をもってやってきました。
年長のお姉さんが何か説明をしています。

お姉さんは、「僕にはまだ無理だからね」とでも言ったのでしょうか。
この後、男の子は自分でたすきをはずして去っていきました。

朝のコーナーが終了の音楽が鳴り始めました。
たすきを集めて片付けています。

きちんと色別に自分たちで集めて片付けます。

集めたたすきは職員室の決められた場所に片付けて終了です。



1学期から始まった年長児を中心としたドッチボールも、この頃になるとチーム分けから始まって、ゲームの進行、後片付けまですべて子どもたちだけで進めることが出来るようになっています。
 ボールの投げ方、よけ方が上達しただけではなく、自分たちで「当たった」「セーフ」等とルールも確認して楽しむことが出来ています。しかし、また子どもたちの中でのルールもあるようで、これなどは大人が口出しするものではありません。
 子どもの世界には、大人の価値観では理解できない子どもたちだけに通用するルールがあり、そしてそれは子どもたちが成長していく中で大人から与えられたものではなく、自分たちが考えて工夫しているものなのです。
 そんな子どもたちが、子どもの世界の中で自分たちの力を存分に使って成長していく姿を感じたひと時でした。