2017年11月29日水曜日

ドッチボール


どんよりと曇った朝でしたが、今日も子どもたちのドッチボールが始まりました。
ドッチボールが始まった頃は、先生に入ってもらって転がしドッチボールだったのに、今では子どもたちだけでゲームが毎日行われています。

園庭にいる先生に子どもたちは「ドッチボールの線引いて!」と頼みに来ます。
まず青のたすきとフラッグコーンを一人の男の子が用意しました。

そうすると赤のフラッグコーンを二人の男の子が先を争って持って来ました。

続いて職員室から赤のたすきを持ってきて配っている男の子がいます。
こんな風してに何人かの子どもたちが集まってドッチボールの準備が進みます。

赤と青のチーム分けにも色々な意見が飛び交います。

こうしてゲームが始まりました。
フープに入った年少児の男の子があわてて横切っていきました。

最初の頃と比べて子どもたちはどんどん上達しています。

飛んでくるボールから逃げるのも上手になりました。

投げるのもどんどん上達し、オーバースローでボールを投げる子どもがほとんどです。

ねらいを定めて真剣そのものです。




内野から外野の仲間へのパスもありますよ。


踏み込んで投げる姿はとても幼稚園児とは思えません。


時々ゲームが中断して、お互いに主張することもあります。




声もいっぱいかけ合って、ゲームはどんどん白熱していきます。


一人の年少児の男の子がゲームに興味をもってやってきました。
年長のお姉さんが何か説明をしています。

お姉さんは、「僕にはまだ無理だからね」とでも言ったのでしょうか。
この後、男の子は自分でたすきをはずして去っていきました。

朝のコーナーが終了の音楽が鳴り始めました。
たすきを集めて片付けています。

きちんと色別に自分たちで集めて片付けます。

集めたたすきは職員室の決められた場所に片付けて終了です。



1学期から始まった年長児を中心としたドッチボールも、この頃になるとチーム分けから始まって、ゲームの進行、後片付けまですべて子どもたちだけで進めることが出来るようになっています。
 ボールの投げ方、よけ方が上達しただけではなく、自分たちで「当たった」「セーフ」等とルールも確認して楽しむことが出来ています。しかし、また子どもたちの中でのルールもあるようで、これなどは大人が口出しするものではありません。
 子どもの世界には、大人の価値観では理解できない子どもたちだけに通用するルールがあり、そしてそれは子どもたちが成長していく中で大人から与えられたものではなく、自分たちが考えて工夫しているものなのです。
 そんな子どもたちが、子どもの世界の中で自分たちの力を存分に使って成長していく姿を感じたひと時でした。